月別アーカイブ: 2021年10月

編んだ紐の間から周りを照らす線香花火のような光

Poltrona FrauではBoundless Livingというアウトドア・コレクションを発表。中でも注目なのがイタリア在住日本人デザイナー大城健作氏デザインの屋外用ランプSparkler。線香花火の光をモチーフにした魅惑的な雰囲気を生み出します。大・中サイズのフロアランプと小型のテーブルランプの3サイズがあり、断面0.5mmのポリプロピレン製の紐を手作業で編み込んだ粉末塗装アルミニウム製のフレーム構造の隙間から光を放ちます。


Sparkler by Kensaku Oshiro

円形の木のフレームが優しいゆったりとしたラウンジチェア

イタリア家具工業連盟の会長 Claudio Feltrinの家具メーカーarperの KATAは軽量な形状と環境に優しい、円形の木のフレーム で持続可能性を中核として設計されています。arperの最初の無垢材を使った、ゆったりとしたラウンジチェア。職人が作った伝統的な木と藁で編まれたの椅子からインスピレーションを得て、グラフィックと温かみのある表現で現代的で持続可能なソリューションを使用して、普遍的な類型を再構築しました。


KATA by Altherr Désile Park

地域のサスティナビリティーを意識したデザインの考え方

北イタリアの町Udineの郊外で1911年創業の老舗billaniでは今注目の女性デザイナーCristina Celestinoを起用したVERETTAを展示。New Landscapeという新たなビジョンに基づいたもので、布地のデザインは地域の印象的な川をモチーフにして、川の流れが作り出している印象的な湾曲のイメージや自然の地形の起状といったものをデザインに取り込んだもの。ブランドが根ざす地域の価値を高めるサスティナビリティーを考えることでもある。


VERETTA by Cristina Celestino

Kartellからアウトドアライフのための新しいソリューション

Kartellからアウトドアライフのための家具、この真新しい屋外用家具システムの主人公は金属です。クッションはリサイクルされたボトルやその他のPET廃棄物から派生した革新的な生地で作られています。溶接ワイヤーは、不可欠で機能的でありながらエキサイティングな象徴でもあり、外観の屋外家具コレクションを作成するために使用されます。デザインのすべての側面は金属線に基づいており、単一の有機的な形状を作成する剛性構造を形成するために結合されています。


En plein air by R.Palomba + L.Serafini

リサイクル可能な鉄と無毒の粉体塗装で仕上げた本棚

morosoは幾何学の分野でのデンマーク、アイスランドのアーティストOlafur Eliassonの10年間の研究の結果である本棚「Secret Cubic Shelves」発表しました。この本棚は形状は、両方の図のエッジが黄金比に従って分割されるまで、共通の対角軸に沿って2つの同一の立方体を回転させることによって取得されます。面の交点に線を引く(そして他のすべてを排除する)ことにより、12個の三角形の面で構成される多面体が得られます。


Secret Cubic Shelves, accessori by Olafur Eliasso

カンチレバーの椅子をデザインしてもシンプルに余分なものは何もない

vitra.からJasper Morrisonデザインの新しいクラシックなカンチレバーの椅子EVO-Cが誕生しました。Morrisonの目的は、余分なディテールをすべて排除することでした。100%リサイクル可能なポリプロピレンで完全に作られた形状は、安定性と快適さを実現するために不可欠な要素によって決定され、管状鋼の弾力性と人間工学に基づいたシートシェルの快適さを兼ね備えています。色はグレー・レッド・アイボリー・ミントの4色。


EVO-C by Jasper Morrison

レンズと磁石で構成された揺らぎある光を生み出す

Ambientecでは吉添裕人氏が2019年にサローネサテリテにて発表した「火」という原始的な明かりを再解釈したプロダクト作品を2年間の開発期間を経て製品版「hymn」として昇華させました。たゆたう一本の蝋燭から、紐解くように導かれ誕生した「hymn」。「火」の魅力そのものと言える「ゆらぎ」には余韻があります。「ゆらぎ」の余韻の情景が人々の心に届いたときに深い情感を生むように「hymn」は「火」の在りさまを新たに具体化した光を灯します。


hymn by Hiroto Yoshizoe

DePadovaの家具にマッチする日本の伝統的なアイテム

DePadovaは日本のTime & Styleの共同プロジェクトによるコレクションTime & Style ēditionを展示。日本の伝統的な木材職人技の現代的な進化を表しています。また日本の神社仏閣の建設に携わる職人が実践する昔ながらの習慣を利用しています。これは、千年以上の歴史を持つ重要な活動です。各デザインの時代を超えた品質を強調する現代的なレンズを通して、伝統的な日本の木材職人技の控えめな優雅さを伝えています。


Lantarn / Bonbori by Japanease lamps