1月は本webではあまり紹介していない世界のデザイナー特集です。
Torbjørn AnderssenとEspen Vollによるノルウェー出身のデザインユニット。Anderssenはミュージシャンと教育者、Vollは陶芸家と建築家の両親を持ち、共にクリエイティブな家系で育つ。両者Bergen Academy of Art and DesignとOslo National Academy of Artを卒業した後、2000年にNorway Saysを立ち上げる。ノルウェーデザインをリードする若手。

SPLINE by ANDERSSEN & VOLL（OFFECCT）

1967年インドで生まれる。インドでデザインの修士課程を修了し、スイスでプロダクトデザインを学び、オランダのフィリップス社に就職。1998年アムステルダムにデザイン・スタジオを設立。最近では、ステデライク美術館（アムステルダム）とオット美術館（ボローニャ）で個展を行う。ユニークな形のEasy Chairはアイコン的な存在。

Easy Chair by Satyendra Pakhalé（Cappellini）

1964年イリノイ州生まれ。1995年ニューヨークを拠点とするデザインコンサルテイング会社を設立。1996年ニューヨーク国際現代家具見本市にてコレクションを発表、エディターズアワード最優秀賞受賞。家具、照明器具、企業のアートディレクションなど、ヨーロッパ企業との仕事はアメリカに於いてヨーロッパデザインの存在感をより確率させた。

METROPOLITAN ’14 by Jeffrey Bernett（B&B Italia）

1964年ドイツ生まれ。1991年ベルリンの芸術大学卒業。1989年スタジオ・デ・ルッキやロンドンでジャスパー・モリソンとロン・アラドと共にデザイン活動を行う。1993年スタジオ・アイスリンガーを設立。コンパッソドーロ賞やレッドドット賞など数々の賞を受賞。ヴィトラ・デザイン・ミュージアムやニューヨーク現代美術館などで作品が展示。

Hemp Chair by Werner Aisslinger（MOROSO）

オランダ生まれの女性デザイナー。Hogeschool voor de Kunsten Arnhemで3Dデザインを学び、1995年ロンドン・ロイヤルカレッジ・オブ・アートにてファニチャーデザインの修士号を取得。イギリスのHABITATで３年間働いた後、1998年、オランダに自身のスタジオINEKEHANS/ARNHEMを設立。カラーやフォルムを通してオランダ特有のイメージや民族的な伝統を表現。

Swing Chair by Ineke Hans

1980年スイス生まれ。Ecole Cantonale d’Art de Lausanneで工業デザインを学ぶ。2003年のサローネや2004年のDesigners’Saturday（ランゲンタール）にてスツール「Pyllon」を発表。2002年にはD&AD Student Awardsの大賞受賞。卒業後はBread&Butter（スイス）やNorway Says（ノルウェー）など、世界各国のデザイン集団と仕事を手掛け、グラフィックデザイナーでもある。

PYLLON by Nicole Aebischer（B&B Italia）

ミラノを拠点に活動する女流アーティスト（芸術家）。元々は絵画修復士の勉強をしていたが、沸き上がる創造欲を我慢できず、ロンドン在住当時の1991年頃から創作活動を始めた。中でも風船を使った自称「Ugly Art」（醜いアート）や、金網を使って動物や人間を幻想的に表現した作品で世界的に注目を受け始めている。

CLOUDS by Benedetta Mori UBaldini（MAGIS）

1967 年キプロス島生まれ、ロンドンの大学で土木技術を学んだ後、ロイヤル・カレッジ・オブ・アートで工業デザインを学び、1994 年にロンドンに自身のスタジオを設立。作品はニューヨーク近代美術館、V&A 博物館などのパーマネントコレクションに選定されている。球体や三角錐など基本にシンプルな形のデザイン。

String Lights by Michael Anastassiades（Flos）