Luca Nichetto ルーツはムラノガラス

新春の2013年も期待できるデザイナー特集です。ルカ・ニケッドは1976年ヴェネチア生まれ。父はムラノ島の吹きガラス職人。母がガラス絵付け職人という家で育った。最初のプロジェクトの設計はムラノガラス。Foscariniで製品の設計だけでなく、新素材研究および製品開発のコンサルタントとして参加。2006年に自分の設計会社を開設。昨年はCassina社のジグザグステッチが特徴のソファ「LA MISE」を発表。

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Fabio Novembre エロティックな椅子

エロティックな作品で話題のファビオ・ノーベンブレ。1966年イタリアLecce生まれ、イタリアの有名なモザイクメーカーBisazza社のアートディレクターをつとめ、Bisazzaの名を世界に広める。 Casamania社裸の人間の後姿を象った男女ある椅子「Him&Her Chair」やdriade社仮面の椅子「Nemo」。昨年はdriade社からは「36h、56h」と奇妙な椅子を発表。

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Patrick Norguet デザインと構造体

パトリック・ノルゲは1969年生まれ。パリ在住のグラフィックを中心に活躍するデザイナー。2002年Artfort社の 「Apollo」のデザインを手がけ一躍著名デザイナーの一人になる。Cappellini社より発表したカラフルなアクリルの椅子「Rainbow Chair」、エミリオ・プッチのファブリックを使用したソファ「Rive Droite」が話題となる。Alias社から網構造のチェア「kobi」を発表。

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Inoda+Sveje Design Studio

猪田恭子とニルス・スバイエによるデザインチーム。2000年コペンハーゲンにて「イノダ+スバイエ」設立。木工技術やデザイン歴史の深いデンマークの知識と、 日本人とデンマーク人が持ち合わせる「清楚で静か」「精密で正確」 「シンプルでミニマム」な性質に存在感を持たせるモノ作りをスタイルとする。2003年、拠点を再度ミラノに移す。

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DRILL DESIGNとFULL SWINGのコラボ 合板研究所

ドリルデザインは林裕輔と安西葉子によるデザインユニット。プロダクトデザインをベースに、展示空間のスペースデザインまで、総合的なデザインに取り組んでいる。特注家具設計製作のFULL SWING と手がける合板研究所のPaper-Woodは美しい木口が特徴的であり、色のついた紙と木材を交互に積層した新しい合板で、海外からも高い評価を得ている。

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大城健作が生み出す 空(くう)のデザインワールド

大城健作は沖縄生まれ、イタリアに渡り、ミラノデザイン工科専門学校卒業後ジョバンニ・レバンティ/ステファノ・ガッリツィオーリ/ピエル・リッソーニの事務所を経て独立。現在イギリスに拠点を移す。2006年のサローネサテライト “GIBA”展では大賞受賞している。仏のligne roset社や伊のFrag社などの家具デザインを手がけている。

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Samuel Accoceberry のコケティシュなチェア

サミュエルはボルドー生まれ。パリ在住のデザイナー。アントニオ・チッテリオをはじめロドルフォ・ドルドーニなど様々なミラノの設計室を経て2004年パリへ返りフリーランス。2008年2009年VIAのレッド・ドット・デザイン賞を受賞。2010年にPyreneaのアート・ディレクターを勤める。Alkiからも家具を発表。

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Michael Sodeau キャチーな文房具

マイケル・ソドーは1969年ロンドンで生まれ、セントラル・セントマーティンズ美術大学でプロダクト・デザインを学び、1997年Michael Sodeau Partnershipを設立。日本では翠光舎から、ちょっとした日常の不便さを解消する工夫が随所に施されているANYSHINGのカラフルな文法具が注目されている。角が16箇所もある消しゴムはドイツReddot Awardでベストオブベストを受賞。

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