今月は気になる椅子の特集です。
静けさに溶け込む、私だけの安息地coconチェア。目指したのは、主張するデザインではなくどんな時間にも自然に溶け込み、傍に寄り添うようなミニマルで奥ゆかしい存在感です。構造は、木の質感や木目の美しさを最大限に引き出す丸棒を中心とした構成。すべてを角のない丸みで繋ぐことで視覚的な軽やかさと触れた時の優しい手触りを実現しました。張り込みタイプとカバーリングタイプをご用意しています。日進木工
cocon|CNC-2100 by nisshin mokko
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今月は気になる椅子の特集です。
静けさに溶け込む、私だけの安息地coconチェア。目指したのは、主張するデザインではなくどんな時間にも自然に溶け込み、傍に寄り添うようなミニマルで奥ゆかしい存在感です。構造は、木の質感や木目の美しさを最大限に引き出す丸棒を中心とした構成。すべてを角のない丸みで繋ぐことで視覚的な軽やかさと触れた時の優しい手触りを実現しました。張り込みタイプとカバーリングタイプをご用意しています。日進木工
cocon|CNC-2100 by nisshin mokko
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大阪府東大阪市にて金属加工業を営む摂津金属工業所と共同開発しているスチールファニチャーブランド[KŌSEN FURNITURE]のブランドを象徴するスタンダードチェアができました。
同ブランドではオーバルパイプを美しく組み上げながらも実用的で時間的耐久性の高いタイムレスな意匠を持ったデザインを指針としています。スタンダードチェアは座面と背面の美しく薄く曲げた鋼板をオーバルパイプで支え、すっきりとした印象と包容力のある座り心地が魅力的な一脚となりました。
Product Designer:江口海里(KAIRI EGUCHI STUDIO Inc.) Assistant Designer:清水虹輝(KAIRI EGUCHI STUDIO Inc.) Photo:江口海里(KAIRI EGUCHI STUDIO Inc.)
無垢材の魅力を最大限に引き出すものづくりを目指す〈WOOD YOU LIKE COMPANY(ウッドユウライクカンパニー)〉の職人が、建築家やデザイナーとアライアンスを組むプロジェクト「CO-CRAFT(コ・クラフト)」のローンチが先週、表参道のショールームにて行われました。このプロジェクトのために家具職人の佐々木淳史さんと「TSUKI」コレクションを制作しました。鈴木元さん(@gen_suzuki)と家具職人の岩下光為さんによる新作「MIO」コレクションもご覧いただけます。お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。
1850 年ごろから 1900 年代前半までイギリスのハイウィッカム地方で大量に生産され人気を博したスクロールバックチェアと呼ばれるウインザーチェアの型式があります。19 世紀のヨーロッパでは産業革命以後に人口が急増したことから、食卓で使う小さな椅子の需要が高まっていきました。ウインザーチェアの産地であったハイウィッカムでも、そうした背景から座面を極端に小さくした新しい椅子が考えられました。背もたれをスピンドルで構成せずに、S 字にカーブした 2 本の背柱とセントラルステイと呼ばれる横木によって快適性への独自の工夫がなされた最小、最軽量のウインザーチェアです。背柱の先端が渦巻きのような形状をしていたことからスクロールバックと呼ばれ、その後日本の民藝家具にも多大な影響を与えました。
TLSB chair は、Triangular-Legged Scroll-Back の頭文字から取った名前で、背柱、貫、後脚を三角形に組んで、その上にラタン張りの座枠を固定する独自の構造を持ったスクロールバックチェアという意味です。効率的な材料取りと剛性の観点から考えられたこのオリジナルな構造によって更なる軽量化を実現し、片手で簡単に持ち上げられる扱い易い椅子に進化させています。構造自体を大胆に改変しながらも、セントラルステイやスクロールなどの原型の要素は引き継いで洗練させることで、クラッシックとモダン、西洋と東洋の融合を感じられるデザインになっています。小さな座面、カーブしたやや高めの背もたれ、独特のサイズ感を持った佇まいは、150 年の時を経た今でも新鮮に感じられます。TIME & STYLE 2025 Collection
TLSB chair by DRILL DESIGN
Kunst(クンスト)とは、デンマーク語で「芸術」を意味する言葉に由来しています。カリモクが誇る日本最高峰の生産設備と、70年にわたり培ってきた職人技を結集することで、これまで長年の手作業でしか実現できなかった唯一無二の芸術作品を製品化しました。目指したのは、時代を超えて愛される家具の傑作、最高の美意識を体現し、細部にまで生命を吹き込むこと。際立った特徴ではなく、純粋に美しいがゆえに、長く愛される家具を。Karimoku contract
HUKLAのダイニングシリーズの中でも最上位モデルとなるダイニングチェアです。ブランドを象徴するような強い意匠の特徴を持ちながらも、日々の生活の中では空間に調和をもたらすようなデザインのバランスに注力しました。背中を支える笠木がアーム部分、座板を支える貫のパーツへと穏やかにつながり、人の体を取り囲むように一周の輪で繋がる意匠がこの椅子の特徴となっています。これは製品の明快な個性を示すとともに、使用者の体を優しく支えるような穏やかな印象を椅子全体に与えています。
天童木工のRall.シリーズは、FLEX & RELAXをコンセプトにしており、家具とその配置に可変性を持たせています。これにより、限られた空間で、どんなシーンでも心地よく豊かな空間を演出します。デザインは安積 伸
素直なヒヒ。自由なダダ。
飛騨の森で育まれ、HIDAの匠の手から生まれたHIHI(ヒヒ)とDADA(ダダ)。似ているところもあり、似ていないところもある兄弟姉妹のような一対の椅子です。素直なヒヒと、自由なダダ。椅子は座るためのプロダクトである一方で、仲間や家族のように身近な存在でもあります。「うちにはHIHIがいる」「うちにはDADAがいる」「うちにはどっちもいる」。 そんなふうに親しみが湧いてくるような椅子のありかたを考えました。
HIHI はシンメトリー(左右対称)のアームチェア、DADAはアシンメトリー(左右非対称)のシングルアームチェアです。部材の「重なり」と「ずれ」に着目し、相似と相違に焦点を当てて設計されています。材料は飛騨地域のブナ材。植林や伐採をおこなっている飛騨の森や製材所を巡り歩いて出会った木々です。もしこの椅子を曲木でつくるなら2m以上の木材が必要になりますが、小径木が多いという飛騨の木の特性を活かして、HIHI DADAはあえて短い部材をつなぎ合わせて構成しました。いくつもの部材を用いることで、ひとつの椅子の中に多様な色や表情が現れています。骨格となる丸棒は直径34mm。連結部は人が両手の指を組んだような櫛型のフィンガージョイントで接合されています。また、角柱の木を円柱状に削ることで浮かび上がってきた輪っか状の木目も、この椅子らしさのひとつです。部材は内と外に交差し合いながらゆるやかな曲線を描き、先端では円の断面が象徴的に顔を出しています。丸棒と丸棒のジョイント部分は、片方を直径の1/3の深さまで削って丸溝をつくり、もう一方の丸棒をその溝に隙間なくぴたりと付けました。飛騨の職人による「さりげなく、すごい」の集積でできた、まさにオートクチュールのような椅子です。がっちりした接合ではなく、ふんわりした接合。部材がただ接しているだけの、ある意味で未完全な状態には、ナイーブなやわらかさがあります。もちろん強度も兼ね備えており、製品は10年保証です。
おはよう。いってきます。ただいま。おやすみ。HIHI DADAは待っています。これからの暮らしを長くともに過ごすパートナーのように、みなさまに迎え入れていただける日を。飛驒産業