カフェやレストランでスペックしたい椅子の特集。
隈研吾氏デザインの飛驒産業の100周年記念の椅子クマヒダはアームの断面がレモンの様な形で価格は30万円を超えるグレード。昨年発売されたシカは10万円ほどに抑えられたリーズナブルな1脚である。⿅の軽やかで可愛らしい躍動感を飛騨産業の卓越した⽊加⼯技術によって作り上げた椅⼦。肘掛けから横に延びて背に繋がる繊細なカーブは、牡⿅の⾓のカーブからヒントを得なが導き出しました。テーブルの周りに並んだ椅子は群れ生活する⿅の家族を想起させます。
深澤さんが彫刻家になった Takoは木を切り出して生まれた
マルニ木工といえば深澤直人氏デザインのHIROSHIMAが代表作ですが、新製品のTakoにも注目したい。一見曲木を使ったデザインに見えるが、このアームや脚はコッピングによるもの。曲木では大量生産でこの精細なフォルムを再現するのは困難なため、彫刻のように木を削り出すことで生まれました。100周年を迎えたマルニ木工がHIROSHIMAをこえる木の無垢の椅子が欲しいとリクエスト。深澤さんの『彫刻家としての椅子を作っていいですか?』の問いかけに答えた技術の高さです。
北欧が得意な日進木工の顔となる松岡智之 氏デザインの椅子
デンマーク王立芸術アカデミーのデザイン科出身の松岡智之氏がデザインを手掛けた日進木工のCHORUS。日々ふれるものであるからこそ、美しさと心地よさ、そして使う喜びに満ち溢れていてほしい。そんな想いから生まれた、長く愛着を持ってともに暮らしていける家具シリーズ。Hans J. Wegnerがチャイニーズチェアからスタートした様にCHORUSもチャイニーズチェアのデザインの要素が伺える。Facebookの情報によると岐阜県庁の新庁舎に納められました。
48年前は ルントオム 現代はKOTANがある
カンディハウスのロングセラー北欧のデザイナーSture EngのRunt om chairは軽快感とスタッキング機能で公共空間にも数多く採用されている。2019年に「次代のロングライフプロダクト」を目指して深澤直人氏と開発したシリーズが「KOTAN」。名前の由来はアイヌ語で集落や村、町を意味します。丸棒と丸い座だけで構成されたミニマルな椅子は北海道産タモ材のやさしい質感で、住宅から店舗、オフィスなど場所と場面を選ばず対応します。
デザイナー集団grafがデザイン・ディレクションを手がける家具
長さんの椅子として親しまれた成形合板の椅子
日本の高い技術と匠の技の調和 この美しい椅子をコントラクトで
KUNSTという名前は、デンマーク語の「芸術」に由来します。 カリモクの国内トップクラスの製造設備と70年に及ぶ職人技の蓄積により、KUNSTはこれまで作り直ししかできなかった唯一無二のアートワークの製品化を可能にしました。 長年の手作業で 最高の美意識を実現し、細部にまで命を吹き込み、時代を超越した傑作家具を作ることを目指しました。特別に目立つからではなく、単に美しいから、長年愛される家具を作ることでした。
北欧タイプのウィンザー オリジナルを使いたい
デンマーク市民がインテリアのレベルが高いのはデンマーク生活協同組合連合会FDB Møblerがリーズナブルな家具を供給していたからです。代表作のJ46はBorge Mogensenの弟子でハンス・オルセンの工房でも修行をしていた家具職人Poul M. Voltherのデザイン。現在でも4万円弱で購入することができる。世界でカバーされた椅子がたくさん生産されているが、できれば本物をスペックして欲しい。