今月は子供椅子の特集です。
Stokke社のTripp Trappは、1972年の発売と共に瞬く間に子ども用チェアに画期的な新風を吹き込んだ、Peter Opsvikデザインの独創的なチェアです。 あらゆるご家庭のテーブルにもぴったりフィットする。座板と足のせ板のどちらも、奥行きと高さを調節できる考え抜かれたデザイン。お子さまの活発な動きを妨げません。 人間工学を基にデザインされており、成長にあわせて調節できるので、子どもから大人まで常に正しい姿勢をサポートします。
世界の子どもたちに北欧から最高の贈りもの
Leander社は1998年創業者Stig Leanderの家族に双子が生まれたことが始まりです。当時鍛冶職人であったLeanderは、二人の子どもを同時に世話をすることの大変さに着目し、“cradle”を生み出しました。ハイチェアは滑らかな曲線で構成され、前後にわずかに動くように設計されています。子どもは食事の時でさえじっと座ってはいません。その動きを吸収するよう、考え抜かれた設計としなやかな材質によって完璧なフィット感を生み出している。
天童木工ならではの成形合板の子供椅子
成形合板技術を得意とする天童木工のキッズチェア。デザインは佐々木敏光。シンプルな成形合板のフレーム枠に1枚の背面に座が刺さった状態で止まっている。背面の穴が3カ所でそれぞれ座の高さが3種類選べる。足掛けは2種類の高さが選べる。ホワイトビーチ材を使用。1994年にフィラデルフィア美術館の「日本のデザイン-1950年以来展」に選定される。熊本県のSai Fantasiaからは少しデザインが改良されたBambiniが発売されている。
Kids Chair by Toshimitsu Sasaki
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日本のレストランには飛驒産業の子供椅子
日本のレストランで一番見かけたのが飛驒産業の穂高ベビーチェア。ウィンザースタイルの椅子を作り続けて100年を迎えた飛驒産業の定番子供椅子。世代を超えて永くご愛用頂いているベビーチェア。メンテナンスに便利な板座です。ウィンザーチェアは17世紀後半よりイギリスで製作され始めた椅子で1720年代にはアメリカ合衆国へ渡り、簡素で実用的な椅子として大流行した、ろくろ加工が施された脚や背のスポークが特徴です。
木馬舎から「予見」や「予測」という意味を持つハイチェア
木馬舎から「予見」や「予測」という意味を持つハイチェア「predict chair」。子供の成長を予測し事実として長く使っていただけるよう、子供の成長過程で育まれるあらゆる感情に優しく寄り添います。高さ調節は、シート3段階。フットレスト8段階で成長に合わせて細かく調節できます。しっかりと足を使って座ることを覚え落ち着きと集中力、咀嚼力を育てます。小学生の間は十分活躍し、成長すればお母様のキッチンチェアとして使えます。
UPLIGHTは子どもたちの姿勢を一番考えた椅子
豊橋木工の子供椅子UPLIGHTは子どもたちの姿勢を一番考えた椅子です。背中を丸めながら座ったり、足をブラブラさせてしまったり。椅子によって姿勢は変わってしまいます。しかも座ることは、実は体に大きな負荷が掛かっているんです。椅子に座っている時の方が楽に感じますが、実際は人間は立っている時が最も自然な姿勢だと言われています。良い姿勢を保つためのあらゆる機能が詰め込まれています。デザイナーと作り手が一緒になって、創造を働かせました。
UPLIGHT by Toyohashi-mokko
写真は「tona」テキスタイルデザイナー・河東梨香デザインのファブリック