2月はインテリアプロダクトデザイナーの重鎮にスポットを当てます。
マリオ・ベリーニ
1935年、ミラノ生まれ。ミラノ工科大学で建築を学び、1963年タイプライターで有名なオリベッティ社のデザイン顧問に就任。カッシーナやヴィトラで家具、日本では象印、ヤマハの電気製品、アルテミデ、フロス、アルコの照明など数多くデザインを手掛ける。建築・デザイン誌「ドムス」の編集長を、1986年から5年間勤め、近年ではMERTALIAの家具も好評。

CAB by Cassina

Opera by MERTALIA

Freud by MERTALIA

ヴィコ・マジストレッティ
1920年、ミラノ生まれ。ミラノ工科大学で建築を学び、父親のデザイン事務所に就職。都市計画、建築、インテリアデザイン、インダストリアルデザイン、Cassinaで家具デザインを手掛け、その後De Padovaのメインデザイナーに、1956年にイタリア工業デザイン協会を設立、2度にわたるイタリアコンパッソドーロ賞受賞。戦後イタリアのデザイン復興の中心的人物である。

INCISA by De Padova

MARALUNGA by Cassina

アッキーレ・カスティリオーニ
1918年、ミラノ生まれ。ミラノ工科大学で建築を学び、1944年から兄のピエール・ジャコモとともに建築家・デザイナーとしてスタート。1962年のフロス社創設にデザイン部門責任者として兄弟で参画。新しいテクノロジーと多様な素材を用いて実験的で伝統的なフォルムを表現。イタリアデザインのマエストロ、革新的な工業デザインのパイオニアと賞賛。

Arco by FLOS

SR14

Mezzadro by zanotta

ジョエ・コロンボ
1930年、ミラノ生まれ。1951年に前衛美術集団モヴィメント・ヌークアーレを結成。抽象絵画や彫刻等を手掛けるアーティストとして活動する。1962年にミラノにデザイン事務所を開設し、インテリア、プロダクトデザインを始める。アクリルを光らせる画期的な照明「アクリリカ」が有名1971年にこの世を去るまで10年あまりの間に数々の名作を残す。

Boby Trolley by Bieffeplast

4801 Chair by Kartell

Classical Chair by Kartell

ガエターノ・ペシェ
1939年にイタリアのLa Spezia生まれ。ベニスのIUAVで建築を学び、1980年には自らデザインコミュニケーションセンターを設立。B&B Italiaでは女性の体をかたどったSERIE UPが有名。CassinaのFELTRIやMERTALIAのLa MichettaやIl Giullare（道化師）やSenza fineなどアバンギャルドなデザインが得意で、日本でも南船場にあるオーガニックビル が有名です。

SERIE UP by B&B Italia

Senza fine by MERTALIA

Il  by MERTALIA

FELTRI by Cassina

エットレ・ソットサス
1917年オーストリア 、インスブルック生まれ。1939年トリノ工科大学で建築を学び、1947年に事務所を開設。1958年よりオリベッティと契約。1981年にはソットサス・アソシエイツのメンバーや世界から集まった30歳代の若手デザイナー・建築家らと「メンフィス・グループ」を結成。ポストモダンの代表として一世を風靡。

Mandarin Chair by Knoll

Carlton by Vitra Design Museum

アレッサンドロ・メンディー
1931年ミラノ生まれ。ミラノ工科大学で建築を学び、1960年代はニッツォーリの建築事務所で働く。1968年より建築誌カサベラに勤務。1972年、編集長に就任。反インダストリー・反大量生産のラディカル・デザイン運動の学校「グローバル・トゥールズ」を設立。1978年にはアヴァンギャルド・デザインのスタジオ・アルキミアに参加。

MAGIS PROUST by MAGIS

AMULETO by RAMUN

Anna G by ALESSI

ミケーレ・デルッキ
1951年イタリアのフェラーラ生まれ。フィレンツェの大学で建築を学び、1981年、エットレ・ソットサスらとデザインのニュームーブメント「メンフィス」を結成、1984年、スタジオ・デ・ルッキを設立。彼の仕事はいつも、建築、デザイン、テクノロジー、職人技の探求と共に進められます。2014年saloneでは馬具工房として創業したHERMÈSの照明を発表。

FIRST

Toromeo by Artemide