工芸の工業化を目指したマルニ木工のデルタチェア

マルニ木工のデルタチェアは1960年頃にマルニ木工が量産化した椅子で、レトロな外観は現代の目で見ると新鮮に感じます。デザインの特徴と構造を兼ね備えているのが三角形で支える「トラス構造」を応用した脚。トラス構造とは川に架かる橋や鉄塔、ドーム建築などに採用されている構造形式で、部材同士を三角形につなぐことで強度を高め、重さを支えています。「工芸の工業化」を目指した先に、非常に独創的なデザインの椅子が生まれました。(現在マルニファニシング扱い)


Delta Chair by maruni