隈研吾 クマヒダ 飛驒産業

まず、木が持っている『膨らみ感』『物の表情や質感』をどう綺麗に出すかを考えた。木の質感が、滑らかな膨らみや尖った凸面などと組み合わさったときに、何とも言えない官能的な美しさが出てくるんです。椅子全体がそれを引き立てる形になれば良いなという風にデザインしました。
『全体を引き立てる』と言うのは、逆にそれ以外の部分が空気中にフワーッと消えて行く、みたいな感じで。この凸面が人間の身体に直接訴えかけて来るような、そんな椅子ができれば良いな、と漠然としたイメージを持ってディスカッションを始めました。
全体のシルエットとディテールは、相互に関連し合っているので、どちらか一方が良くても駄目で、それらが上手い形で噛み合った時に初めて人間の心に響くものができる。今回のプロジェクトのやり取りを通して、思っていた以上の素敵な家具を創り出すことができ、とても満足しています。(飛驒産業HP隈研吾さんのインタビュより抜粋)


kumahida by Kengo Kuma