安積伸氏の名を世界に広めたガスシリンダーのバースツール

今すぐカフェやバーで使いたいバースツールの特集。
安積伸氏&安積朋子氏のデザイン、イタリアLapalmaのバースツールLEM。成形合板の美しさと上下する機構技術が優れている。他のメーカーがまねをしても、このフォルムは作れない唯一無二の商品。無駄の無いシンプルで機能的なデザインが特徴。ガスシリンダーにより高さ調整も可能で座り心地も快適。キッチンのカウンターなどプライベートスペースやカフェ・レストランなどのパブリックスペースにも最適なスツールです。ネジを1本も使わない曲線的なスツールAPも有名。


LEM by Tomoko & Shin Azumi


AP by Shin Azumi

座の丸みが癖になる触り心地。抱きしめたくなるバースツール

マルニ木工のプロダクトデザイナー 深澤直人氏による、ナチュラルな木肌を生かし、使用シーンを限定せず、あらゆる場所で使えることを想定したシンプルで精緻な構造の「HIROSHIMA」シリーズのバースツール。彫刻的に削り出した座面は、お尻を包み込むなだらかな凹みをつけた安心感のある座り心地。背からアームにかけての緩やかなカーブが実に美しいこのアームチェアは、座面が広いため、ダイニングチェアとしてだけでなくラウンジチェアとしても使えます。


HIROSHIMA Bar Stoool by Naoto Fykasawa

岩倉榮さんのハイスツールと言えばKARASU。座の鏡面仕上げが光る

1970年代後半、「パルコパートⅢ」の立ち上げの際に岩倉榮利氏が空間のディレクションを行っていたことをきっかけに、1981年にオリジナルファニチャーブランドショップとして誕生したのが「ROCKSTONE」。日本家具のデザイナーブランドの始まりです。KARASハイスツールは当時の”カフェバーブーム”とも相まって大ヒットとなり、代官山発信のモードなファニチャーブランドとしてロックストーンは一躍その名を広めることになった。スチールロッド・クロムメッキ仕上げで、傷が付きにくい。


KARAS hight stool by IEiri Iwakura

ネジ回しのように回して高さを調節。MAGISの秀作

MAGISのネコとネズミのコミカルな物語を連想する、Konstantin Grcicデザイン、名前もトムとジェリー。愛嬌たっぷりのたたずまいのスツール。座面はネジのように回転させることで、16cmもの高さ調節が可能。古典的な作業用スツールの構造を持ち、機構部に使われた色鮮やかな樹脂と、木の質感との対比が斬新な印象を与える。ワークシーンのみならず、キッズ用のチェアやキッチンスツールとしても幅広く使うことが可能。グレイは日本限定色。


Tom and Jerry -The Wild Bunch by Konstantin Grcic

apple storeでも使われていたデザイン性の優れたartekのスツール

artekではAlvar Aaltoが開発した「L – レッグ」の長いタイプの脚に応用した四本の脚、K64 バースツール。前後左右が対称なデザインは、向きを選ばず配置でき、家のキッチン、カフェやバーのカウンターなど、あらゆる場所を現代的に彩ります。K65 ハイチェアは、「L – レッグ」に背もたれは小さくとも、背と腰を支えるには十分な役割を果たし、美しくカーブを描く足置きが特徴的です。L – レッグは成形合板ではなく1本の木を加工したもの。無垢材にスリットを入れてベニヤ板を挟み、熱して軟らかくして90度に曲げます。


K64 & K65 by Alvar Aalto

未来的な空間に有機的な生き物のような存在感が

MAISのBombo Stoolは有機的で柔らかなフォルムのスツール。Bomboとはスペイン語で大太鼓の意。ガスピストンにより座面の高さが調節可能。その独特の丸みが強い存在感と躍動感を産み出します。一脚お部屋に置くだけで、部屋の雰囲気がガラッと変わること間違いなしです。イタリアの巨匠、Stefano Giovannoniが生んだ不朽の名作です。未来的な映画のワンシーンや公共施設でも数多く使用されています。モダンデザインの代名詞的存在。


Bombo Stool by Stefano Giovannoni

高さがバリエーション豊富 ナチュラルの木製スツール

ロイヤルファニチャーが輸入する1970年代はじめに「Shoemaker Chair」の製作を始めたのは、現在のオーナーであるラース・ワーナーの父親でした。この3本脚のスツールの歴史は15世紀にさかのぼり、何世紀にもわたってわずかにそのかたちを変えたものの、平らな座面の牛の乳搾り用のスツールとして使われてきました。そのうちに、靴職人が座り心地を良くする為にお尻のかたちにあわせて削ったことがきっかけになり、それにインスピレーションを得て現在のかたちに近づき、Shoemaker Chairと呼ばれるようになった。


Shoemaker Chair by Lars Werner

Philippe Starck×Kartll 巨匠のデザインを再編集

Philippe Starckによる樹脂一体成型の究極のダイニングチェア・マスターズに待望のスツールタイプが登場。先人の名作を、現代の最先端をいくカルテルとスタルクが再編集。ダイニングチェアの不朽の名作シェルチェア(Charles & Ray Eames)、セブンチェア(Arne Jacobsen)、チューリップチェア(Eero Saarinen)のアウトラインが重なり不思議なフォルムを生み出しています。背もたれのフォルムと座面部分のくぼみにより、包み込んでくれるような滑らかな座り心地を与えます。軽量、実用的でカフェやレストランなどにもぴったりです。


Masters Stool by Philippe Starck

Philippe Starckのデーターをコンピューターに取り込んでA.I.がデザインしたとされる椅子A.I.のスツール。Kartllが得意とするリサイクル素材のプラスティックを使用して作られた。


A.I Stool by A.I.(Philippe Starck)