今回は飛騨高山で開催されました暮らしと家具の祭典を紹介します。日進木工では多くの新製品を発表していた。中でもOval New DiningはZero First Designの佐戸川清氏デザインですっきりとしたデザインにリニューアルされ、ボリューム感そのまま、座り心地も良く、暖かい家庭に似合う商品です。他には川上元美氏デザインの「結」も発表した。
イバタインテリアの 高周波の3D曲木
飛騨古川のイバタインテリアでは高周波で木を柔らかくし曲げる曲木の技術を取り入れ3次元の曲げでアーム部分を美しいラインで見せた阿久津宏氏デザインのアームチェア「ハミング」。 他には背のデザインが綺麗なソファなど従来得意とする重厚な家具とは別にすっきりとしたモダンなデザインの商品を出してきている。
SHOCK DESIGNが 提案する健康チェア
X belt chairは骨盤がXの特殊な形状のところに落ち込んでフィットすることによって背骨が真っ直ぐに伸びるダイニングチェアです。当初は介護のために考えられ、飛騨では技術のある木馬舎で生産されています。なお木馬舎は今年から新工場を設け、新たな出発として木馬舎とSHOCK DESIGNのショールームも完成しました。
柏木工の新作 おしゃれな寝椅子
柏木工では2010年リビングスタイルの提案として「ソファに座ってテレビを見る。」をイメージしてコンパクトでスタイリッシュな柏木工らしい寝椅子が生まれました。キチンと座る寝る「寝・椅子」がそのまま名前になった「Ne・Chair」。他にも一人でゆったり、胡座もかける「OYAJI」やソファとテーブルの組合せの「悠」、低めに座る「Club」などが展示。
創業90年記念復刻 モデル「EIGER」
飛騨産業のオリジナルは、1960年に商品化され大ヒット、1966年にGマーク選定品、1982年にはロングライフデザイン賞を受賞している商品。当時の日本のモダンな住まいの応接3点セットとして使われ復刻版ではダイニング向けに改良、安楽性を重視しながらも食事での使用にも適したチェア「EIGER」としてテーブルと共に復刻されました。
原木を使った家具 雉子舎の匠ワークス
雉子舎では原木を製材するところからスタートし、木の形、木目、色合いを生かすことをコンセプトに無垢の家具作りを進めています。展示は3mを越えるウォールナットの一枚板を中心に展開している。テーブルでは木目、節の位置が対称になっていますがこれも原木から製材し、乾燥のもと、原木の隣同士にある板を本を開くように広げたものです。
デンマークが認めた Kitani Japanの技
Kitani Japanは技術が認められ6人のデザイナーとライセンス契約を結んで北欧家具を生産しています。左はIb Kofod – Larsenのブビンガを使ったチェア。右はFinn JuhlのEasy Chair。ブースは北欧の家具と動物を描いていて緑豊かな工場で自然と共存しながら製作するイメージを表現。
Living & Design shop event satellite
Living & Design開催に併せて大阪市内のインテリアショップ・ショールームをつないだイベント「サテライト」を9月29日〜10月3日開催します。拠点として中之島バンクスのde sign deではインテリア雑誌で活躍中のスタイリストやデザイナーの方々によるトークイベントも開催されます。
http://www.livinganddesignsatellite.com
■9/29(WED.)
「 愛着のあるインテリアとは 」
茂木 雅代 Masayo Motegi(インテリアスタイリスト)
■9/30(thu.)
「 open atD 」
角田 絵里沙 Elisa Sumida(I’m home. チーフエディター) × atDメンバー
■10/1(fri.)
「キッチン・マイスタイル主義ー取材の現場から」
本間 美紀 Miki Honma(キッチンエディター&ライター)
■10/2(sat.)
1.「木に聞くデザイン」
ピーター・マリゴールド (Furniture Designer) × 聞き手/荒西 浩人 Hiroto Aranishi(graf/家具職人)
2.「 モダンリビング流インテリアのセオリー ー建築を生かす空間づくりー 」
下田 結花 Yuika Shimoda(モダンリビング編集長)