nendoの個展はヴィスコンティ宮殿

今年もっとも活躍した日本人と言えばnendoの佐藤オオキさんであろう。ELLE DECOのEDIDA DESIGNER OF THE YEARを受賞。Saloneでは17カ所にも及ぶ展示を展開。中でもヴィスコンティ宮殿を会場にしたTrial & Errorと題した展示では幾何学的なトリックを用いたthin back lineをはじめ5つの家具シリーズと1%productsの新作アイテムを一堂に集めた。

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thin black lines

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farming-net objects
nendo-2

object dependencies

スタルクが掃除夫にemecoのジョーク!

今月は4/17からミラノで開催されましたsaloneの特集です。まずは衝撃的ニュースが飛び込んできました。あのフィリップ・スタルクが落ちぶれて掃除夫になった?いやこれはemeco社のリサイクルプラスティックと廃材の木屑を混合して蘇らせたチェア。名前もBroom(ほうき)のプロモーションビデオです。スタルクがずっと掃除し続けています。

Emeco-Broom

深澤直人の新作はPLANKのBLOCCO

PLANK社から深澤直人の新作チェアが登場。木製の椅子Bloccoは、椅子の記号化されたグラフィック・イメージに似ています。アームの座にかかる付け根に注目。成形合板ならアームの方向には曲がるけど、それから直角に曲がるのはなぜ?シンプルなデザインの中に謎がある。色はナチュラル・ブラック・レッドの3色マットなラッカー仕上です。

BLOCCO_arm_03

Fabio Novembreの珍作に思わず(笑)

driade社Fabio Novembreの仮面の椅子は印象的ですが、今年はさらに強烈なクリチャーをデザインしてしまいました。彼が子供の頃、読んだPik Badalukのおとぎ話から生まれたライチョウまたはサンゴヘビ?跨いで座る姿が滑稽です。藤の椅子のように見えますがプラスティックの糸で編んだテラスや庭で使える屋外仕様。変なものを想像してしまうかも?

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Patrick Norguet網構造のシェルチェア

Aliasの新作ではPatrick Norguet のkobiが目を引いた。伝統の網構造で丸鋼ワイヤーによって作成された包むかごに鋳造アルミニウムから作られたフレームと脚。革または織物のクッションは座席のみとシェル全体を囲むタイプとがあります。フレームや脚の色によってイメージのバリエーションも増え、フレームに繋いだオーク材の脚もあります。

Alias00

MOROSO60周年 新作はnendoの座布団

60周年を迎えるMOROSOでは新作が豊富。nendoの新作はパイプフレームに座布団を掛けただけと思わせるソファ名前もZABUTON。後ろからのシルエットも美しい。Patricia UrquiolaのソファM.A.S.S.A.S、1人掛けのチェアも可愛い。スウェーデン女性デザインユニットfrontのdoodle sofaは背のレリーフが刺激的。服のメーカーDIESELとのコラボ家具も充実です。

nendo

ZABUTON

PU

M.A.S.S.A.S

moroso cartelle salone 149

doodle sofa

Fritz Hansen新作 美しすぎる張の技

Fritz HansenではデンマークのデザイナーCecile Manzの椅子minuscule。肉体美のシェルはプラスティックでその上の直線は、海岸上で洗われた石の上のカーブのように柔らかく、完全にフィットした織物は職人の技量と鉱工業生産の伝統が伺える。またBreraのショールーム前の広場にコンテナを設置、中では張職人が技術の椅子張の実演をしていた。

minuscule

Kartellの仕事 全部見せます。

今回Kartellのブースは製品ができるプロセスをすべて公開した。スケッチやプロトタイプおよびデザイナーのインタビューなどPatricia Urquiolaのソファやテーブルからスタート。ショールームではLenny KravitzとStarck がコラボレーション Kartell goes ROCKと題してsix Mademoiselle armchairsを展示。

kartell