今月はMilano Design Week. Milano Saloneの特集です。
Milano Salone 2021は新任のMaria Porro社長の指揮の下、「Supersalone」と題して開催されました。まずはForestamiと提携して、後にミラノ全体に植えられる見本市会場全体に200本の木の森を作りました。デザイナーのAndrea CaputoやLukas Wegwerth 、Giorgio Donà、キュレーターのMaria Cistina Didero、グラフィックデザイナーのデュオMarco Ferrari と Elisa Pasqual (Studio Folder)のコラボレーションによって実現。デザインパノラマを発見できます。
B&B Italia、Flos、Louis Poulsenなどのブランドがタッグを組んだ
B&B Italia、Flos、Louis Poulsen、Azucena、Maxalto、Arclineaのブランドが新たにオープンしたD Studio。(1つの集合体スペースにマルチに交差して展示)B&B italiaではMonica Armani、Antonio Citterio、Naoto Fukasawa、Studio Kairos、Piero Lissoni、 Vincent Van Duysenのデザイナー達を起用して新しいインテリアとアウトドアのコレクションを紹介しています。キッチンメーカーのArclineaはAntonio Citterioデザインの新プロジェクトを展示。
Andreu Worldから木製のPhilippe Starckの椅子登場
Andreu Worldの合板で作られたアームチェアAdelaRexは、100%純木のプロジェクトです。自社の土地で収穫された、森林再生から厳選された成長の遅い木材のみで作られた座席とテーブルです。デザインは非常に正確で、パズルのように、フィッティング、ネジ、追加の材料を使わずに3つのピースを完全に組み合わせて、シートと背もたれをカーブと注意深いディテールでスムーズに連動させます。一目見ればすぐわかるスタルクらしいデザインの椅子です。
Lapalumaからシンプルな椅子 昔からのなじみのある魅力
LapalumaのOIVA、フィンランド語で「OIVA」という言葉は、北欧の家庭にある子供時代のキッチンの思い出など、「何か良い」、心地よく親しみやすいことを意味します。シンプルさ、軽さ、バランスがプロジェクトのキーワードであり、自然環境と調和し、トネリコを主原料にしています。軽量で積み重ね可能です。FSC認証の森林からの木材のみで作られた単一材料のコアにより、環境を完全に尊重しながら、寿命の終わりに完全にリサイクルすることができます。
ライン、テンション、半径の点で構成少し正方形な椅子
CAが接客する飛行機の座席が展示になるMolteni&Cの快挙
Supersaloneで特に注目を浴びた展示はMolteni&CのRon Giladによるインスタレーション「FlightD.154.5」。1954年にGio PontiによってデザインされたThe Round D.154.5をまるで飛行機の座席のように配置し、壁には飛行機の丸い窓に、現実とファンタジーが出会う空を見渡すアニメーションが描かれている。またキャビンアテンダントが立っていて接客させるなど、一瞬saloneの会場で空の旅を楽しめる、冥利に尽きるアイデアです。
ArtemideのVine Lightはシンプルで空間に溶け込む
2021年のArtemide home colletionの新作Vine Lightは、2つのジョイントだけで最大限の動きの自由を実現する純粋でバランスの取れたラインです。作業面を完全に照らすだけでなく、複数のライトシナリオを作成し、誰もが簡単な動きで自分のライトを自由に形作ることができます。デザインもシンプルな円弧とパイプの組み合わせで、空間作りで他のインテリアアイテムを邪魔しません。種類もテーブルランプをはじめ5種類(Fixed、Floor、Spot、Table、Wall)あります。
素材に光を当てることから生み出されるHermèsのホームコレクション
Hermèsは今年もBreraにある昔、競技場だったイベント会場「La Pelota」の中に幾何学的なデザインで装飾された5つの「家」がオレンジ色の砂の上に建てられ、家の中には素材との邂逅を通じて生み出されたオブジェたちを展示。紙のマイクロファイバーで作られたアームチェアはハンドペイントによるラインが施され、素材との親密な距離を感じられます。彫刻を施したストーンテーブルの純粋さなど職人の手しごとを感じさせます。