Casiglioni生誕100周年モデル zanotta

zanotta社は1954年の設立以来、卓越した発想力、開発力、技術力によってイタリアモダンの革新的な製品を次々と発表。元祖ビーンソファSaccoを最初に世に出したのでも有名。今年は1959年のCarlo Mollinoの「Fenis」を複刻。Achille Casiglioni100周年の「Albero」「Servomuto」など。新作は四角いチューブ状のアルミニウム合金で作られた楕円の背が特徴の椅子。

Fenis
Fenis by Carlo Mollino

Albero
Albero by Achille Casiglioni

Servomuto
Servomuto by Achille Casiglioni

Elipse
Elipse by Patrick Jouin

木製のKartellが登場! 屋外のKartellも登場!

今月はミラノで開催されましたサローネ2018の特集です。
smart design for smart peopleと題してプラスティックの家具で有名なKartellがなんと木製の成形合板の新作を発表。Philippe Starckデザインの「Queen wood」「Kingwood」「Princess wood」。Piero Lissoniデザインの「smart table」は天板にIHを備えた「i table」と食卓に新しいスタイルの提案をしている。また生分解性樹脂の取組みでアウトドア仕様の家具も披露。

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Queen wood/Kingwood/Princess wood by Philippe Starck

座面がふわりと浮遊しているような佇まい

Fritz Hansenから佐藤オオキnendoデザインのアームチェアが登場。座はFritz Hansenが得意とする3Dの9層の成形合板を用い、背と後脚と肘の接合は溝を掘り挟んで固定している。洗濯バサミで留めた一枚の布が風をはらんでいるかのような表情。23の木製パーツが職人の手によって組み上げられた継ぎ目にネジなどが露出しないシンプルな木製椅子。

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NO1 by nendo

De Padova今年も活躍! 日本人デザイナー

De Padovaでは2年前に発表したミラノ在住日本人デザイナー大城健作のテーブル「Sen」に四角バージョンが誕生。続いてヤマカワラタンなどのデザインを手掛ける田原臣のソファ「Belndy」など日本人デザイナーの活躍が注目される。幾何学的な抽象が特徴の建築家Elisa Ossinoのソファ「Erei」。大御所Piero Lissoni組合せ自由なコンポーネントソファ「Mosaïque」など話題満載。

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Belndy by Omi Tahara

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Sen by Kensaku Ohshiro

Erei
Erei by Elisa Ossino


Mosaïque by Piero Lissoni

Konstantin Grcicと深澤直人の新作で勝負

1893年創業のPLANK。コンセプトは「テクノロジカル+デザインの可能性の追求」です。Konstantin Grcicと深澤直人の2人のデザイナーをメインに展開する。まずは深澤直人の新作は脚や背が折り曲げてできたようなデザインのラウンジチェア「LAND」。Konstantin Grcicはシェル型の成型プラスチックにパイペン加工のパイプ脚のチェア「CUP」背中の円が印象的。

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LAND by Naoto Fukasawa

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CUP by Konstantin Grcic

diabla水着女性のポップが印象的な展示

スペインの屋外家具GANDIA BLASCOが始めたブランドdiabla。新しいアイデアを探究し、ライフスタイルを再構築する目的の新しいベンチャービジネスです。アウトドア仕様で一年中外気を満喫するためにデザインされカラフルでオリジナリティに富んだ大胆な家具です。小林幹也のデザインしたスツール「DONUT」、犬小屋「TOUFFU」や携帯できる照明「PLISY」などユニークなアイテム。

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TOUFFU (Doghouse) by Violeta Arcade Weishaupt / Manen Jiménez Ibáñez
Tumbona 356 (Sofa of bed) by Pablo Gironés / José A. Gandía-Blasco Canales
PLISY (Lighting) by Alejandra Gandía-Blasco Lloret
DONUT (Stool) by Mikiya Kobayashi
VALENTINA (Lounge Chair) by Alejandra Gandía-Blasco Lloret

arper新作は日本人デザイナー 岩崎一郎起用

arperの新作「Kiik」は待合室、大学のラウンジ、作業空間、会議スペース、混合用途の空間のニーズに対応するために生まれたコレクションです。モジュラー式で、さまざまな仕上げのオプションが用意されている。Kiik の基本形はバックレスト付き/バックレストなしの座面、三角形/円形/正方形/長方形のテーブル、そしてオットマンとロー/ハイカウンターテーブルの組み合わせで、空間を演出します。

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KIIK by Ichiro Iwasaki

Marc Newsonが手掛けるKnollの新作

Knoll 80周年を記念して当時、若かった3人の建築家Antonio Bonet、Juan Kurchan、 Jorge Ferrari-Hardoyらが デザインしたButterfly chairがカラフルに展示され、対面にはApple Watchのデザインでも有名なMarc Newsonの黒のアルミのフレームの椅子が登場。Piero LissoniのラウンジチェアもKnollのMies van der Roheなどの定番に身を潜め、昔からあった商品のように馴染んでいました。

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Butterfly chair by Antonio Bonet,Juan Kurchan and Jorge Ferrari-Hardoy

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Newson Aluminum Chair by Marc Newson

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KN Collection by Piero Lissoni
Editor:Yoshihiro Noguchi Photo:Takashi sakato