今月はミラノで開催されましたサローネ2015の特集です。
今年のemecoはJasper Morrisonデザインの「Alfi」。パリ風の歩道でどこにでも見かけるビアーガーデンの椅子から発想した椅子。材質はポリプロピレンに廃棄された木材を混合して再利用したものでサンドカラーのシンプルなフォルム。座り心地も良く座の裏には木製の枠組みでしっかり脚を支えている。Jasperにとっても最も快適な1脚。
Alfi by Jasper Morrison 続きを読む
トルトーナ地区のサボア邸で開催されたMarcel Wandersのデザインブランドmoooi。今年はカーペットが発表された。オランダの写真家Erwin Olafの作品をバックに家具やカーペットを天井の高い広い空間に展示。写真をリアルにカーペットやラグにプリントする最新の技術で作られている。HPでは360°展開するパノラマ写真が見られます。
moooi by Marcel Wanders 続きを読む
今年のsawaya & moroniの新作は成形合板で座る人を包み込むような木のフレームに座り心地の良いクッションを結合させたラウンジチェアのシリーズ「Cartoon」。特に肘の形はユニークで美しいカーブを描き中側はクッションで人の触れる所を優しくフィットする。ダイニングチェアの「Ulla」も背と肘のパーツがRでクッション性があり、脚は木製。
Cartoon by William Sawaya
Ulla by William Sawaya
ミラノ市内の「Casa dell’Opera」の元校舎を会場に英国のメーカーが集まったdesignjunction。Tom Dixsonをはじめ、Designers Guildや車のJaguarや時計のVOID Watchesなど、Case Furnitureからは安積伸がデザインした成形合板を用いた3Dプライウッドチェア、バースツール、テーブルを発表。ロンドンのデザインがミラノのSan Babilaに結集。
LOKU by Shin Azumi
佐藤オオキ率いる今年のnendoはペルマネンテ美術館全館で100点以上の新作をお披露目する大規模な個展 「nendo works 2014-2015」を開催。鏡やガラスの不思議をうまく取り入れたGlas Italia の家具や新たな可能性を文字通り「開く」阿部興業のseven doorsやシンガポールのメーカー「industry+」のためにデザインしたtokyo tribal collectionなど。
pair by nendo 続きを読む
今年最も注目されたLouis Vuitton「Objets Nomades」ミラノ市内の宮殿でatelier oï、Maarten Baas、Campana Brothers、Gwenael Nicolas、Patricia Urquiola、Damien Langlois-Meurine、Nendo、Barber & Osgerby等、9組のデザイナーが参加。中庭ではCharlotte Perriandが1934年にデザインした「限りなく水に近い家」(la Maison au bord de l’eau)の展示が再現された。
la Maison au bord de l’eau by Charlotte Perriand
SWING CHAIR by Patricia Urquiola
STOOL by atelier oï