今月はMilano Salone 2019の特集。
Poltrona Frauの新作ラウンジチェアMarthaはRoberto Lazzeroniのデザイン。シェル型の椅子はどうしても通気性に欠けますが、この椅子は木製の脚に固定したシェル型フレームの上に背と座がまるで浮かんでいるようなデザイン。コンビネーションの張地が色彩効果と素材の組み合わせにより流動性と軽さを強調している。高級感も持ち備えている。
ClassiConの伝統的な革紐で編んだ椅子
ClassiConはドイツ、ミュンヘンに本拠地を構える1990年に誕生したブランド。アイルランド生まれの建築家、Eileen Grayの一連のプロダクトが有名。ラウンジチェアAëriasは木製の一体型フレーム枠に伝統的な仕法で革を編んだ美しいデザイン。座り心地は、木の上に伸びる革紐が体の動きを吸収して快適。コンビの革紐で編んだ色彩も綺麗です。
Aërias Lounge Chair by Ippolito Fleitz Group / Tilla Goldberg
無駄なデザインを削ぎ落としたシンプルな椅子
zanotta Urban Passion世界6都市の生活提案
zanottaはUrban Passionをテーマに世界の6都市ベルリン、バルセロナ、パリ、ニューヨーク、上海、ローマのブースを設け、バックには都市の景色を映し出し、それぞれ異なる6つの魅力的なシナリオで人々の生活様式にあった家具展開。またビーズソファの元祖、1968年に生まれたSacco 50+1の展示など、新旧商品をそれぞれの都市で体験できる。
Christophe Pilletが提案するソファシステム
DAIKIN×nendo空気の存在を感じる
DAIKIN×nendoのインスタレーションは「breeze of light」。花の向きは全て統一されつつ、高さはひとつひとつ異なることで空間全体が滑らかに波打つようになり、まるで偏光フィルムの「花畑」のようなランドスケープが生まれた。花の影の濃度を様々に変化させていくことで、実際の空気の流れは無く、また、光の照度も常に一定ながら、「影のみ」によって花畑を通り抜ける「風」が体感できるようになった。
FRITZ HANSENの新作 Jaime Hayonのラウンジ
FRITZ HANSENとJaime Hayonのコラボレーションによって、JH97™ラウンジチェアは過去と未来を完璧なバランスで融合し、アーティスティックなフォルムで誕生しました。どこか昔懐かしい直線的な形状と多らかなクッション。彫刻的なフレームは、機械でカットした8つの無垢材のパーツを手作業で組み立てる。布はクリスチャンハウンが選べる。
Carl Hansen & Sønラウンドな空間に復刻
Carl Hanseqn & SønではHans J. WegnerのCH30が60年振りに復刻。丈夫でシンプルな構造で知られるBørge Mogensenの大胆で彫刻的なフォルムを用いたContour Chair。素材を見事に使いこなすことで知られたFrits
HenningsenのCoupé Sofaが復刻。新作ではオーストリアのデザイナートリオ EOOSのアームレスチェアEmbrace Chairが加わった。