KAGU TIMES 2009/05

サローネ今年も熱く世界中からデザイン
今回は4/22~27イタリアで開催されたミラノ国際家具見本市サローネ特集です。まずCassinaはFiera本会場の出展はなくショールームとZONA TORTONA(大阪で言えば堀江地区のような)の大きな会場でグループ出展していた。テーマはバロック。バロック時代と家具のコラボレーション。革のソファがゆったりと展示されていた。

B&Bの新作は深澤直人を起用
見本市会場だけ視察して帰るのは素人である。日本のデザイナーズウィークの様にfuori salone(外のサローネの意味)も必見。街中のSavona通ではNATUZZI、Cassina、B&Bとショールームが並んでいる。B&BはTHAT ’S DESIGNがテーマで新作は深澤直人のラウンジチェアとオットマン。パトレシア・ウルキオラの籐家具シリーズも好評。

フィリップ・スタルク健在driadeの新作
モンテナポレオン通のドリアーデのショールームではフィリップ・スタルクの新作が展示。久々にスタルクらしいプラスティックのチェアがお目見え。またフランスのxoからはプラスティックのチャイニーズチェアーを思わせるチェアを発表。もうデザインしないとか、いろいろな話題を振りまくスタルク。今年は健在です。

日Kartellは大好評! ギャグ満載の展示
サローネ 会場で話題だったのがカルテルの展示、。 日本の相撲があったり、刺青をした男性があったりとギャグ満載の笑える展示。

今年もミラノ大学
uori saloneを企画するINTERNIでは昨年に引き続き、ミラノ大学の校庭を展示会場に変身。イタリアの著名なデザイナーを起用してイベントが開催された。特に夜になると光のショーとして美しかった。

トリエンナーレは日本のデザインで
今年のトリエンナーレ(デザイン美術館)では日本産業デザイン振興会が主催する工業デザインやTOKYO FIBER ‘09 SENSEWAREでnendo隈研吾などのデザイナーが普段は黒子の「人工繊維」に注目した展示を展開。また昨年に引き続きcanonのブースなど日本色満載。初日の夜はパーティでミラノ中のデザイン関係者が集まる。

喜多俊之の照明ブレラのギャラリー
毎年ブレラのギャラリーでは喜多俊之さんの個展が開催されている。今年は照明が中心で自然素材との組み合わせの作品。

日本のかたち展.。今年のテーマは「座」
京都のインテリアデザイナーの草木義博さんを中心にインテリアプランナー協会の面々や作家さんが毎年fuori saloneに参加スカラ座の北にあるアルテジャポネにて「日本のかたち展」を開催。今年のテーマは「座」。日本では今年は6/8~19新町の「イナックス ザ タイルスペース」にて帰国展-大阪が開催。

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